ダボのこと
2015-11-16
家具の組み立て方法には「ホゾ組み」や「ダボ組み」をはじめ、様々な手法が適材適所に使用されています。
今日はその中でも「ダボ組み」にクローズアップ。
一見、量産向けの単純な作りかと思われがちですが、あなどるなかれ。
使いどころによっては「ホゾ組み」よりも強固な作りにすることのできるスーパーマン的な存在です。
「ダボ」には細くても強靭な強度が保たれるように木目の緻密なブナ材が使われています。
その「ダボ」には圧縮加工が施されギュッとつぶされている状態となっており、
水分を含むとダボが0.2~3mmくらい?膨らむ作りとなっています。
つまり各パーツの穴に接着剤であるボンドを入れてからダボを差し込むと
そのボンドの水分に触れ、ダボが膨らみ穴を押しあげるような力が加わるため
とっても抜けづらい強固な作りとなります!(更に接着剤が固まる力もプラス!)
先人の知恵が詰まった「ダボ」。
今後も研究成果?を随時ご報告します!
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